ストレスの緩和や、夜よく寝つけないという人の間で注目を集めているサプリメントに、セロトニンがあります。
体にいいセロトニンですが、適切な使い方をしなければ、トラブルが起きることがあります。
セロトニンサプリメントに限った話でありませんが、健康にいい成分だからといって際限なく摂取していると、体によくない影響をもたらします。
一気にセロトニンを取ると、セロトニン症候群と呼ばれる体の不具合が起きることがありますので、用心する必要があります。
頭が痛くなったり、くらくらしたり、嘔吐感を感じることがセロトニン症候群の主な症状です。
セロトニン症候群は重度のものになると、死に至ることもあるので、サプリメントであっても安易な利用は避けなければなりません。
セロトニンの飲み過ぎが原因になって、体温が上がりすぎたり、心拍数が増えすぎたりもします。
適量がどのくらいかをサプリメントのパッケージなどで確認して、それ以上の量を飲まないようにすることで、セロトニン症候群を防ぐことができます。
セロトニンサプリメントと、抗うつ剤を同時に使っていたために、セロトニン症候群になる人もいます。
うつ病の薬などで病院からもらえる抗うつ剤は、セロトニンの機能を活発にする薬で、最近では珍しいものではありません。
普段からセロトニンのサプリメントを飲んでいることに加えて、抗うつ剤の薬も飲むと、セロトニンが多くなりすぎてしまいます。
セロトニンサプリメントを利用する場合には、利用方法をきちんと守るようにすることが大切です。